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 明治維新 (1868年) から大正〜昭和〜平成〜令和と150年以上にわたるJ-Pop (歌謡曲、日本の大衆音楽) の歴史を探ろう、というのがテーマです。昔懐かしいヒット曲を年代別 (発売年月 / 流行年代順) に集めて、データベース化しました。勝手なコメントもついています。

流行年月 曲名 歌手・アーティスト ひとこと
1948.01. 君待てども 平野愛子
1948.01. 月夜のパイプ 小畑実
1948.01. 東京ブギウギ 笠置シズ子
1948.01. 懐しのブルース 高峰三枝子
1948.01. バラのルンバ 二葉あき子
1948.03. ブンガワン・ソロ 松田トシ (松田敏江) 東京音楽学校 (現東京芸大) を卒業後、作詞をし、ラジオで歌ったこの曲が評判となった。翌年NHKの子ども向けラジオ番組「歌のおばさん」オーディションに合格して歌謡曲を歌うことができなくなったため、「ブンガワン・ソロ」を歌えたのは実質1年程度だったという。この番組は15年ほど続き、しばらくたった頃、今度は日テレ系オーディション番組『スター誕生』に呼ばれることになり、厳しいアドバイスをする審査員として有名になった。2011年、老衰のため96歳で亡くなっている。松田トシは本名で、松田敏江と名乗っていた時期もある。
1948.03. 夢去りぬ 霧島昇
1948.04. 長崎のザボン売り 小畑実
1948.06. たそがれの夢 伊藤久男
1948.06. 流れの旅路 津村謙
1948.06. フランチェスカの鐘 二葉あき子
1948.06. 南の薔薇 近江俊郎
1948.07. 二葉あき子
1948.07. 三百六十五夜 霧島昇、松原操
1948.09. 雨の夜汽車 奈良光枝
1948.09. 異国の丘 竹山逸郎、中村耕造 作曲家の吉田正が、戦中満州で従軍していたときに、軍の士気を高めるために作った曲。しかし、戦後になると満州にいた関東軍はソ連軍により壊滅、多数の日本人が捕虜としてリベリアに連れて行かれた。この曲は、シベリアで捕虜となった人々に歌い継がれ、その1人だった増田幸治が作詞している。時は流れて、シベリアから無事帰還できた人がNHKのど自慢にてこの曲を歌い、それから次第に知られるようになっていった。それまでは作詞、作曲は誰だったか不明だったが、結局増田幸治と吉田正であることがわかり、議論に終止符が打たれたのだった。さらに1949年には映画も作られている。
1948.09. 湯の町エレジー 近江俊郎
1948.10. 憧れのハワイ航路 岡晴夫 「は〜れたそらぁ〜」と朗らかに歌うこの曲は、戦後のヒット曲の中でも知名度が高い。作詞の石本美由起はこのとき22歳で、自分が生まれ育った瀬戸内海の情景をヒントに書いたという (当時は海外旅行の値段は高い上、ビジネスなど特別な理由を除いては自由に往き来できなかった。海外旅行が自由化されたのは1963年)。以後、日本人が海外旅行で行きたい場所としてハワイがよく選ばれていたのは、この曲のヒットでよいイメージが植え付けられていたからかもしれない。ちなみに、1990年にはオヨネーズがカバーしてシングルを発売している。
1948.10. 君忘れじのブルース 淡谷のり子
1948.10. 小判鮫の唄 小畑実
1948.10. さよならルンバ 二葉あき子
1948.11. シベリヤ・エレジー 伊藤久男
1948.11. ジャングル・ブギー 笠置しず子
1948.12. 愛の灯かげ 近江俊郎、奈良光枝
1948.12. お帰りなさい御苦労様 東海林太郎、小林千代子
1948.12. 東京の屋根の下 灰田勝彦
1948.12. 夢よもういちど 二葉あき子

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【大正時代】
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