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 明治維新 (1868年) から大正〜昭和〜平成〜令和と150年以上にわたるJ-Pop (歌謡曲、日本の大衆音楽) の歴史を探ろう、というのがテーマです。昔懐かしいヒット曲を年代別 (発売年月 / 流行年代順) に集めて、データベース化しました。勝手なコメントもついています。

流行年月 曲名 歌手・アーティスト ひとこと
1961.01. パイナップル・プリンセス 田代みどり シャーマン兄弟が、ハワイを舞台に書き上げた曲が「パイナップル・プリンセス」で、アメリカではアネットが歌い、大ヒットを記録した。この曲は田代みどりのデビュー曲で、訳詞は漣健児が担当、競作となったカバー盤では一番ヒットしている。
1961.02. 硝子のジョニー アイ・ジョージ
1961.02. 木曾ぶし三度笠 橋幸夫
1961.02. G.I.ブルース 佐々木功
1961.02. じんじろげ 森山加代子 意味不明の歌詞が何とも笑えるナンセンスソング。
1961.02. センチメンタルガイ 三橋美智也
1961.02. チョイチョイ節 かまやつヒロシ<
1961.02. 凸凹ブルース かまやつヒロシ
1961.02. 東京ドドンパ娘 渡辺マリ 「ドドンパ」とはツイストやスクスクなどとは違って、日本で作られたリズムの名称。
1961.02. 別れの磯千鳥 井上ひろし 大橋節夫とハニーアイランダースを伴奏に迎えて出したシングル。
1961.03. 銀座の恋の物語 石原裕次郎、牧村旬子
1961.04. シクスティーン・トン フランク永井
1961.04. 旅姿三人男 (再) ジェームス三木
1961.04. ビーバップ・ア・ルーラ 平尾昌章 ジーン・ヴィンセントのカバーで、キングレコードでの最後のシングル。
1961.04. ひばりのドドンパ/車屋さん 美空ひばり
1961.05. おひまなら来てね 五月みどり
1961.05. ソーラン渡り鳥 こまどり姉妹
1961.05. 武田節 三橋美智也
1961.05. 名月綾太郎ぶし 三波春夫
1961.06. 襟裳岬 島倉千代子 森進一の曲とは別モノ。襟裳岬にある石碑に刻まれている歌詞は、こちらのほう。
1961.06. 黒い傷痕のブルース 小林旭
1961.06. 長良川旅情 春日八郎
1961.06. 南海の美少年 橋幸夫
1961.06. 北上夜曲 多摩幸子とマヒナスターズ ダークダックスとの競作となった。最初は、岩手で歌われていた作詞・作曲不明の曲ということだったが、後に作詞が菊地規、作曲が安藤睦夫であることが判明する。作られたのは戦前の1941年で、菊地が進学した岩手師範の寮で歌われ、その学生たちが卒業し各地の職場で歌うようになり、岩手に根付いていった。
1961.06. 北海道函館本線 三橋美智也
1961.07. 24000回のキッス 藤木孝 ツイスト男として人気があった。
1961.08. 君恋し フランク永井 昭和4年に二村定一によって吹き込まれた曲のカバー。しかしイントロで三連符が多用されるサックスや、着物の帯について歌った歌詞の3番を削除するなどかなりアレンジが施され、ムード歌謡の雰囲気を存分に引き出した傑作となった。3番の歌詞が削除されたのは、帯がゆるむという描写があり、洋服が主流になりつつあった当時としてはふさわしくないと判断されたのかもしれない。おもしろいことに、レコードジャケットはなぜかフランク永井の着物姿。着物の描写が削除されたのに、ジャケットには着物姿というこのパラドクス……おもしろいですねぇ (笑) 。
1961.09. 青年の樹 三浦洸一 彼に加えて春日八郎、青木光一の3人を「3羽ガラス」と呼び、雑誌などで一緒になることが多かったという。御三家のご先祖様といったところか。三浦洸一は、この「青年の樹」のようにかっちりとした歌が得意だった。ちなみに、この曲は石原慎太郎が作詞、山本直純が作曲している。
1961.09. 小さい悪魔 斉藤チヤ子
1961.09. 月のエレジー 守屋浩 作詞・作曲は浜口庫之助。1983年5月にシングルレコードが再発された。
1961.09. 山のロザリア スリー・グレイセス
1961.10. コーヒー・ルンバ 西田佐知子 荻野目洋子、そして井上陽水にもカバーされた名曲。
1961.10. 湖愁 松島アキラ 作曲は、春日八郎の「お富さん」を作った渡久地政信。彼は貴島正一という名前で歌手デビューしたが、売れずに作曲家に転向。松島アキラは、ロカビリーのバンドの歌手として知られていたが、この曲で歌謡曲歌手としてデビューしている。
1961.11. 石狩川悲歌 三橋美智也
1961.11. 川は流れる 中曾根美樹 この曲はラジオ歌謡としてヒットしたもの。サザンオールスターズの原由子は、2002年にカバーしている。
1961.11. 北帰行 小林旭
1961.11. 下町坂町泣ける町 春日八郎
1961.11. スーダラ節 植木等 当人は最初、この歌を歌うつもりはなかったらしい。住職でもある父に「すばらしい歌だ。わかっちゃいるけどやめられない。これは親鸞の教えにも通じる。日本人の9割は同じように思って生きているから、みんな自分のことを歌われたと思うだろう。間違いなくヒットする」といわれたそうだが、それは歌がヒットした後のことだった。植木等は「ヒットする前に言ってくれよ~」と嘆いていたそうである (笑) 。また、この曲は渡辺プロダクションが原盤制作し、レコード会社である東芝は販売するだけの、いわゆる音楽出版ビジネスの先駆けとなったことでも知られている。
1961.11. 惜別の歌 小林旭
1961.11. 十国峠の白い花 島倉千代子
1961.12. 上を向いて歩こう 坂本九 1963年に全米N0.1ヒットとなる。テイスト・オブ・ハニー、4 P.M.などもカバーしてワールドワイドなヒット曲として定着している。英語でのタイトルは、日本を代表するものとして料理の「スキヤキ」が選ばれた。
1961.12. 王将 村田英雄 現代戯曲の北條秀司は郷土の名棋士坂田三吉を主人公に「王将」を書いた。これを村田英雄が浪曲で演じ、その中の挿入歌がこの曲だった。この曲にヒットで作詞の西條八十、作曲の船村徹、そして村田英雄は日本将棋連盟から名誉初段に認定された。ロカビリーやツイストが流行しているただ中で、「今どき誰も歌わないような純日本風の唄を」作ろうという話が、船村徹とディレクター、斎藤昇の間で持ち上がったという。興味深いのは、この時期にこういう歌はすでに「古くさい」、と考えられていたということだ。
1961.12. 俺は男というサムライさ 三船浩
1961.12. 恋しているんだもん 島倉千代子
1961.12. 子供じゃないの 弘田三枝子
1961.12. ラストダンスは私に 越路吹雪

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