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 明治維新 (1868年) から大正〜昭和〜平成〜令和と150年以上にわたるJ-Pop (歌謡曲、日本の大衆音楽) の歴史を探ろう、というのがテーマです。昔懐かしいヒット曲を年代別 (発売年月 / 流行年代順) に集めて、データベース化しました。勝手なコメントもついています。

流行年月 曲名 歌手・アーティスト ひとこと
1963 君を求めて/ラ・ノビア (泣きぬれて) 鹿内タカシ 「君を求めて」は、レオン・サンフォニエットと、そして「ラ・ノビア」はブルー・コメッツとの共演。「君を求めて」の作曲は、森進一を育てたことでも知られているチャーリー石黒。
1963 史上最大の作戦のマーチ/聖者が街にやって来る 克美しげる 20世紀フォックス「史上最大の作戦」のテーマソングで、作曲はポール・アンカ。カップリングの「聖者が街にやって来る」は、デキシーランド・ジャズのスタンダード・ナンバーとしても有名。
1963.01. 君を慕いて 新川二郎
1963.01. 出世街道 畠山みどり
1963.01. 若い季節 ザ・ピーナッツ
1963.02. エリカの花散る時 西田佐知子
1963.02. シェリー ダニー飯田とパラダイス・キング 坂本九が抜けた後、ボーカルに九重佑三子を据えて出したシングルで、フォー・シーズンズのカバー。彼女の姉の友達の父親がパラキンの後援会長をしていて、手伝いにいったとき、リーダーのダニー飯田の目にとまり、1962年に正式にメンバーとなった。このとき彼女は16歳で、ジャズ喫茶の楽屋を訪ねては、ステージの合間に発声練習をしていたという。この後すぐにNHKテレビ『若い季節』と『夢で逢いましょう』のレギュラーが決まり、1967年にはテレビドラマ『コメットさん』の主役を演じて人気を博した。
1963.04. 故郷のように 西田佐知子
1963.04. いろいろ節/ホンダラ行進曲 植木等、ハナ肇とクレージーキャッツ 軽快な行進曲に対して、「ホンダラ・ホダラダ・ホ~イ・ホイ」とあまりにも無意味な歌詞が乗った、クレージーの中でもバカバカしいナンセンスソング (笑)。第14回『紅白歌合戦』に出場し、この曲を歌ったり、映画『クレージー作戦 先手必勝』(1963年) などでも使用されたりするなど、大いに親しまれた。
1963.04. 夜は恋人 中原美沙緒
1963.06. 島のブルース 三沢あけみ バタヤンの「島育ち」のヒットにあやかろうとして、次々とレコード会社各社が「島」シリーズの曲を出す中で、この曲が最もヒットした。奄美大島をイメージしたもので、作曲はこの島で育った渡久地政信。録音には、奄美大島から祭り太鼓を取り寄せ、使用している。また、曲の中でヒューヒューと鳴っているのは鳩笛という指笛で、奄美大島の祭りには欠かせないものだった。
1963.06. 長崎の女 春日八郎
1963.06. 渚のデイト 梓みちよ
1963.06. ホンダラ行進曲 谷啓、ハナ肇、植木等
1963.07. 高校三年生 舟木一夫
1963.07. 見上げてごらん夜の星を 坂本九
1963.08. 図々しい奴/愛してタムレ 谷啓 「図々しい奴」は、TBS系ドラマ『図々しい奴』主題歌。どちらの曲も、谷啓がメインボーカルを担当している。
1963.08. ギター仁義 北島三郎 彼は渋谷周辺の酒場でギターを弾いて金をもらう、いわゆる「流し」の歌手だった。客の求めに応じて春日八郎などの歌手の物まねをしていたため、個性がなかった。育ての親である船村徹は、物まね風の歌い方を改めるように指導したという。この「ギター仁義」は、船村ではなく遠藤実の曲。
1963.08. 東京五輪音頭 三波春夫 もともとは三橋三智也が歌っていたものだが、三波春夫が歌い直して大ヒット。作曲は古賀政男だ。
1963.08. 若い日本 若山彰、真理ヨシコ
1963.09. 修学旅行 舟木一夫 当時、『週刊明星』の記者だった恒村嗣郎は、名古屋の「松島アキラショー」で歌う舟木一夫に注目し、ホリプロの堀威夫氏に声をかけたことがデビューのきっかけとなった。
1963.09. 永良部百合の花 三界りえ子
1963.09. 夕陽の丘 石原裕次郎、浅丘ルリ子 テイチクレコード創業30周年記念作品。
1963.10. 逢いたくて フランク永井
1963.10. 学園広場 舟木一夫 「高校三年生」「修学旅行」「学園広場」が、彼の「学園3部作」といわれるヒットだ。作曲はいずれも遠藤実。
1963.10. 星空に両手を 島倉千代子、守屋浩
1963.11. 青島だぁー 青島幸男 青島幸男の持ちネタ「青島だぁー」を前面に押し出して発売してしまったシングル (笑)。
1963.11. 男船 井沢八郎
1963.11. こんにちは赤ちゃん 梓みちよ 永六輔が、中村八大の長男が生まれた記念にプレゼントした歌詞がもとになっている。そのため、最初は歌詞が「ママ」ではなく「パパ」だった。最初は自分のために作ったもので、発表するつもりはなかったが、締め切りに追われてやむなくNHK『夢であいましょう』で発表したら大好評。しかし、当時20歳で独身だった梓みちよは、この曲をどのように歌ったらいいかわからず悩んだという
1963.11. 学生節/めんどうみたョ 植木等、ハナ肇とクレージーキャッツ 日本テレビ系バラエティ『シャボン玉ホリデー』が大人気、映画も大当たりと、1960年代前半はクレージーキャッツの全盛時代だった。
1963.12. 美しい十代 三田明
1963.12. 仲間たち 舟木一夫
1963.12. みんな名もなく貧しいけれど 三田明
1963.12. 浪曲子守唄 一節太郎 一節太郎は遠藤実の内弟子で、無理に声を潰して独特のだみ声を作り上げた。もんたよしのりや、長渕剛のさきがけか (笑) 。そういえば、「天才バカボン」の主題歌にも、だみ声が出てきたっけ。

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