明治維新 (1868年) から大正〜昭和〜平成〜令和と150年以上にわたるJ-Pop (歌謡曲、日本の大衆音楽) の歴史を探ろう、というのがテーマです。昔懐かしいヒット曲を年代別 (発売年月 / 流行年代順) に集めて、データベース化しました。勝手なコメントもついています。
流行年月 | 曲名 | 歌手・アーティスト | ひとこと |
---|---|---|---|
1988.01. | Al-Mauj | 中森明菜 | 20枚目のシングル。中東のサウンドを意識している点は、「SAND BEIGE -砂漠へ-」と同じだ。 |
1988.01. | 鏡の中のアクトレス | 中原めいこ | 中原めいこ→やや→石井明美と連想してしまうのは、私だけではないだろう (笑)。TVアニメ『きまぐれオレンジ☆ロード』主題歌。 |
1988.01. | 風の Lonely Way | 杉山清貴 | 日本テレビ系TVドラマ『火曜サスペンス劇場』テーマソング。 |
1988.02. | 愛は心の仕事です | ラ・ムー | アイドルだった菊池桃子が、突如黒人女性のコーラスを従えて、変な振り付けで踊るという暴挙に出た作品 (笑)。同じ頃、本田美奈子はMinako with Wild Catsで活動していた。どちらも意味不明でいつのまにかいなくなってしまった (笑)。 |
1988.02. | Get Smile | 森高千里 | 3枚目のシングル。 |
1988.02. | 乾杯 | 長渕 剛 | 以前リリースしていたアルバム曲をアレンジし直してシングル化したもの。枯れた深みのある声で代表曲となった。結婚式やギターの練習曲としてよく使われている。 |
1988.02. | 風のエオリア | 徳永英明 | 彼の出世作は、エアコン「エオリア」のCMソングだった。 |
1988.02. | Moon (ムーン) | Rebecca | 「フレンズ」とはまたひと味違った切ない系ロックの名曲だが、サウンドはマドンナの「パパ・ドント・プリーチ」。 |
1988.02. | 吐息でネット | 南野陽子 | 彼女のあだ名は、小学3年生の頃からずっと「ナンノ」だった。スケバン刑事に出演していた頃、レストランでハンバーグを食べていたら、子どもに「お肉食べたら強くなれるんだ」と言われたことがあったという (笑)。 |
1988.02. | You Were Mine | 久保田利伸 | フジテレビ系TVドラマ『君の瞳をタイホする!』主題歌。初のドラマ主題歌となり、ヒットした。 |
1988.03. | 抱いてくれたらいいのに | 工藤静香 | ロッカ・バラードに挑戦、三連符でたたみかけるサビが印象的。頑張って歌っているが、迫力がイマイチ。 |
1988.03. | いつか何処かで (I Feel The Echo) | 桑田佳佑 | 「悲しい気持ち」に次ぐ2ndシングル。「JAL ’88 沖縄」CMソング。B面の「She’s a Big Teaser」は、ホール&オーツとともに録音している。 |
1988.03. | Just Because | J-Walk | 初期のヒット曲。 |
1988.03. | One Night Gigolo | チェッカーズ | |
1988.03. | パラダイス銀河 | 光Genji | 3枚目のシングル。「よ・う・こ・そ〜ここ〜へ〜」が強いインパクトとなった代表曲。第30回日本レコード大賞大賞・金賞を受賞。作詞・作曲は、デビュー曲から一貫して飛鳥涼。メンバーだった諸星は、現在タレントとして活動中。 |
1988.04. | Ambitious | ハウンド・ドッグ | |
1988.04. | 僕の腕の中で | 杉山清貴 | この時期、本人がオメガトライブ時代のビデオを見て一言。「雰囲気は完全に二流のお坊ちゃんで、夜はパーティやろうとか、みたいなカルいノリ。もし同じ時代にオレが違う人間だったら、大きらいになりそうなことを自分でやっていたわけです」—すごい自己批判だw。 |
1988.04. | C-Girl | 浅香 唯 | テレビドラマ『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』に主演した、浅香唯最大のヒット曲。カネボウ化粧品CMソング。アウトロは、オリヴィア・ニュートン・ジョンの「その風の誘惑」に似ている。 |
1988.04. | 抱きしめて Tonight | 田原俊彦 | 『ラジオびんびん物語』に続き、本人が出演したテレビドラマ『教師びんびん物語』 (フジテレビ系) の主題歌としてヒット。銀座の小学校を舞台に、熱血教師・徳川龍之介 (田原俊彦) とその後輩・榎本英樹 (野村宏伸) が活躍するという設定だった。 |
1988.04. | だってしょうがないじゃない | 和田アキ子 | 47枚目のシングルで、彼女にとっては1980年代最大のヒット曲。 |
1988.04. | Get Back In Love/First Luck〜初めて幸福 (しあわせ) 〜 | 山下達郎 | いつも周りから「夏だ、海だ、達郎だ!」 (笑) という路線に嫌気がさし、ついにバラードをやりたいとだだをこねて作った作品。TBS系ドラマ「海岸物語」主題歌で、「ライド・オン・タイム」以来久しぶりのビッグ・ヒットになった。 |
1988.04. | 恋したっていいじゃない | 渡辺美里 | UCCコーヒーのCMソングで、作曲はスピードのプロデューサーとして名を馳せた伊秩弘将。彼女の曲は言葉が多すぎるから、聴いてて疲れるんだよねぇ、と言ったらファンに怒られた (笑)。 |
1988.04. | ザ・ミーハ一 | 森高千里 | |
1988.05. | 雨の嵐山 | 長渕 剛 | 幻の長渕剛のデビューシングルがCDシングルとなって復刻。3番の歌詞が1番の繰り返しなので、売れないのもなんとなくうなずけるが、当時本人は売れなくて大変なショックを受けたらしい (笑)。 |
1988.05. | Breathless Love | 浜田省吾 | |
1988.05. | ガキの頃のように | 堀内孝雄 | 1986年12月にリリースした「憧れ遊び」は、NTV系『忠臣蔵』の主題歌だった。そして、この番組には堀内孝雄初のドラマ出演した番組となった。役柄は畳職人A (笑)。「ええい、じゃまだじゃまだスッこんでろい!」というセリフをあてがわれた孝雄君、「さりげなく自分の映画に出演するヒッチコックみたい」とご満悦の様子でした (笑)。 |
1988.05. | Never Change | 長渕 剛 | 「乾杯」と「とんぼ」の間に挟まれたため、知名度はあまり高くない (笑)。 |
1988.05. | プラトニックしましょ | Hi-Fi Set | 彼らにとって、1980年代後半のヒット曲に当たる。BVD CMイメージソング、作曲は杉真理。 |
1988.06. | あなたを愛したい | 南野陽子 | |
1988.06. | Diamond ハリケーン | 光Genji | この年は彼らの全盛期。 |
1988.06. | Fu-Ji-Tsu | 工藤静香 | 作詞は中島みゆきで、4枚目のシングル。 |
1988.06. | Jim & Janeの伝説 | チェッカーズ | |
1988.06. | Oracion | 斉藤由貴・来生たかお | この曲が出る1〜2年前、コンサートで「そろそろヒット曲がほしいですねえ」とつぶやき、ファンの喝采を浴びていたが、この曲のヒットで公約を果たすことができた。というのも、フジテレビ開局30周年記念作品として制作され、240万人超を動員した東宝映画『優駿 ORACI N』の主題歌に採用されたからだ。斉藤由貴は主役で出演していたが、この曲は劇中では使用されていない。 |
1988.06. | 太陽の破片 (12インチ) | 尾崎 豊 | 活動を再開した第1弾シングルで、大々的な宣伝が行われたこともあってヒットに結びついた。アルバム『街路樹』には収録されていない (後に『街路樹+2』としてこの曲と「遠い空」が追加された)。 |
1988.06. | 月の舟 | 池田 聡 | ブディックJOYのCMソング。 |
1988.07. | Angel | 氷室京介 | BO WY解散後のソロデビュー曲。1988年9月にはアルバム『Flowers For Algernon』をリリース、これはダニエル・キイスの小説「アルジャーノンに花束を」がモチーフになっていた。 |
1988.07. | 共犯者 | 矢沢永吉 | 東芝EMI移籍第1弾シングルは、銀座ジュエリーマキ・カメリアダイヤモンドCMソングとなった。 |
1988.07. | Summer Candles | 杏里 | 日本テレビ系ドラマ『恋人も濡れる街角 URBAN LOVE STORY』主題歌、JT「サムタイム」CMソング。 |
1988.08. | セシル | 浅香 唯 | 「C-Girl」のヒットを受けて、次に出たこのシングルも売れた。作曲は「C-Girl」に引き続きNOBODYが担当。 |
1988.08. | Daybreak | 男闘呼組 | ジャニーズのアイドルバンド。流れとしてはThe Good-bye→男闘呼組→TOKIOという感じか? |
1988.08. | ひどく暑かった日のラヴソング | 爆風スランプ | |
1988.08. | 彼女とTip on Duo | 今井美樹 | この曲で歌手としてブレイクした。資生堂’88秋のキャンペーンソング。 |
1988.08. | Kome Kome War | 米米Club | 諸外国が持っている日本のステレオタイプなイメージを、逆手に取って成功。ギターのカッティングなどファンク色が濃い曲だなぁと思っていたら、元ネタはプリンス一派、ザ・タイムの「ジャングル・ラヴ」だった (笑)。 |
1988.08. | Mugo・ん……色っぽい | 工藤静香 | カネボウ’88秋イメージソングに起用され、彼女の代表曲となった。 |
1988.09. | だからその手を離して | B’z | B’zのデビュー曲。収録アルバムはLPでも存在しており、プロモーション用として稲葉氏の実家周辺の学校などで無料で配られた。でも、今とは全然違う二人の顔と、ジャケットにひっそり写っている白い人形の群がちょっとコワイ (笑)。 |
1988.09. | I Feel Coke | 井上大輔 | 「はじめてじゃないのさ〜」でおなじみのコカ・コーラのCMソング。後にSLT (シング・ライク・トーキング) の佐藤竹善がこの曲を歌ったとき、山下達郎に「顔と声が全然違うね」と言われたらしい (人のこといえないと思うけど……) (笑)。 |
1988.09. | 酒よ | 吉 幾三 | 「雪國」に次ぐヒット曲で、コミックソング歌手として定着しつつあったイメージを払拭し、演歌歌手としての地位を確固たるものとした。 |
1988.09. | 旅立ちはフリージア | 松田聖子 | |
1988.10. | 秋からも、そぱにいて | 南野陽子 | グリコのCMソングだった。 |
1988.10. | アローン | 森高千里 | |
1988.10. | Just One More Kiss | Buck-Tick | ヴィジュアル系ロックの始祖が、遂にこの曲でブレイク。ビクターのCDラジカセ、CDian (シーディアン) のCMソングだった。キャッチフレーズは、「重低音がバクチクする」 (笑)。当時はまだ価格が高く、RC-X90で87,800円、RC-X70は56,800円、RC-X3は45,800円だった。 |
1988.10. | 快盗ルビィ | 小泉今日子 | 彼女が主演した映画『快盗ルビイ』主題歌、作曲と編曲は大瀧詠一だ。監督・脚本は和田誠で、彼が描いた小泉今日子のイラストも話題に。ステッキを使った振り付けも評判がよかったという。 |
1988.10. | 涙〜Made In Tears〜 | 中島みゆき | |
1988.10. | Only Love | ハウンド・ドッグ | 「ゥオンルィィィィラァァヴ」という、かなりくどい歌い方だったが、曲がよかったためバラード・ヒットとなった (笑)。 |
1988.10. | Runner | 爆風スランプ | 爆風スランプといえばこの曲で、第39回NHK紅白歌合戦でも熱唱した。 |
1988.10. | 最後の言い訳 | 徳永英明 | |
1988.10. | 素直に I’m Sorry | チェッカーズ | |
1988.10. | とんぼ | 長渕 剛 | TVドラマ『とんぼ』主題歌。プロ野球選手、清原和博の引退時に本人が演奏している。 |
1988.10. | 剣の舞 | 光Genji | ハチャトゥリアンの名曲とは全然違います (笑)。TVドラマ『ワイルドで行こう! BORN TO BE WILD』主題歌。間奏は中森明菜の「北ウイング」にちょっとだけ似ている。 |
1988.11. | 愛が止まらない〜Turn It Into Love〜 | Wink | ヘイゼル・ディーン、カイリー・ミノーグのヒット曲を日本語でカバー。フジテレビ系TVドラマ『追いかけたいの!』の主題歌。 |
1988.11. | Come On Everybody | TM Network | 15枚目のシングルで、今となってはシンセのオーケストラ・ヒットが妙に安っぽく聴こえるのはご愛敬 (笑)。 |
1988.11. | 元気を出して | 竹内まりや | |
1988.11. | I Missed ”the Shock” | 中森明菜 | ここらへんになってくると、曲が難しくて歌いにくいものばかりになっていた。 |
1988.11. | One More Kiss | レベッカ | グループの結成は1982年。中心メンバーは木暮武彦 (g) とNokkoだったが、1985年に木暮と小沼達也 (ds) が脱退。新メンバーを加え、同年3月に新生レベッカとして再スタートを切っている。 |
1988.11. | Train-Train | The Blue Hearts | 「リンダリンダ」と並ぶヒット曲。アルバム収録の「風船爆弾」もカッコいい。TVドラマ『はいすくーる落書』の主題歌。 |
1988.12. | いわゆるひとつの誤解デス | Cha-Cha | |
1988.12. | Mother’s Touch | 藤井郁弥 | チェッカーズ、フミヤのソロシングル。作曲は宇崎竜童。 |
1988.12. | No Name Heroes | ハウンド・ドッグ | |
1988.12. | サマータイム・ブルース | RCサクセション | エディ・コクランのカバーで、忌野清志郎は独自に原発反対の歌詞をつけている。 |
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